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主景を構成する龍門瀑主景を構成する龍門瀑
白砂敷と外周壁(日壁)白砂敷と外周壁(日壁)
庭園活用イメージ庭園活用イメージ
飛石と竹垣飛石と竹垣
岬灯篭と役石岬灯篭と役石
石敷と枯山水石敷と枯山水
松明垣松明垣
侘びを表現する蹲踞侘びを表現する蹲踞
日本庭園設計説明
出展日本庭園は、基本的には枯山水の平庭とし、庭園南西(左手)側には主景を構成する龍門瀑を配し、そこから流れ出る川と内海、さらには外洋を、白砂敷と植栽により表現している。

庭園北側の入口部分の、松明垣や竹柵といった垣に囲まれ視界がさえぎられた通路を抜けると、眼前には、茶の湯の発達とともに露地庭で形式化し、桃山時代以降の庭園に好んで用いられた、蹲踞と鉢明かりの石灯籠といった添景物によって、庭園に詫びた趣を与え、自然の風景を象徴的に表した空間が広がる。 さらに先へ進むと庭園の主景である龍門瀑が目に飛び込んでくる。龍門瀑の背景及び周辺は、常緑樹を中心とする高木、灌木の密な植栽を施した築山とし、これにより深山幽谷の趣を表現する。龍門瀑の前面には石橋などを配することにより里の風景を演出するとともに、深山幽谷から流れ出てくる川が内海へと注いでいく情景を、白砂敷と州浜、添景物(岬灯篭等)により醸し出す。海象風景については、日トルコの友好関係を語る上で欠かすことのできない「エルトゥールル号事件」の現場(和歌山県串本町樫野崎)を表現する。 亭舎東側へ歩みを進めると、内海から外洋にかけての風景を、起伏のある芝生地を大海に浮かぶ島々に、白砂敷を海洋面に、それぞれ見立てて表現した空間が広がる。亭舎南側の草地においては、トルコの草花を散りばめ、トルコの植生の華やかさを印象付けつつ、出口へと誘導する。また、芝生地及び白砂敷の形状については、イスタンブール周辺の地形をモチーフとして構成する。 主景を中心とした庭園西側の外周は、白壁を三方に配置し、外部と遮断された空間ということを主張する一方で、東側の外周は、潅木の植栽等により来訪者の侵入を抑止する程度とし、外部への広がりを意識させる。

日本庭園設計説明