2016年に、トルコ、アンタルヤで開催されたアンタルヤ国際園芸博覧会。日本の屋内展示は展示コンテストで金賞を受賞するなど、高い評価を得ました。

出店にあたっての日本の基本方針と、屋内展示のベースとなるテーマはどのようなものだったのでしょうか。

 

日本の屋内展示の基本方針と目的

日本政府は、本博覧会の出展にあたり、屋内展示の基本方針の中で「世界に向けての花きや花き文化の輸出拡大等、我が国の花き産業及び花きの文化の振興」につなげることと目標を示しています。

「花き」とは、観賞用の植物のことです。「花」を咲かせるものだけでなく、盆栽や、最近人気の多肉植物など、植物全般が含まれます。

日本産の花きは、品質の高さは評価されているものの、国際的な認知度はまだまだ低い現状があります。一方で日本には、江戸時代から続く、花きを楽しむ豊かな文化があります。

これらを受けて、日本の高品質な花きと伝統的な園芸文化を、世界の舞台で紹介することを通し、花き事業の国際競争力の強化、花き文化の振興と未来へ向けた提案を行うことが目標となったのです。

あわせて、展示においては、明治時代のエルトゥールル号事件に始まるトルコとの絆、イラン・イラク戦争や東日本大震災の際のトルコによる支援への感謝を盛り込むこととされました。